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ごまに含まれる「セサミン」の効果・効能|老化と戦い若々しさを保つ

「セサミン」の名を冠したサプリメントは多くのメーカーから発売されています。セサミンの効果・効能を詳しく知らなくても、「若々しく健康でいたい中高年のための成分らしい」といったイメージは持っているのではないでしょうか。

その名前からもわかるように、セサミンはごま特有の成分です。若々しさをサポートする「抗老化」「抗酸化」の印象が強いですが、実はセサミン自体に抗酸化性はありません。

しかし、体内に吸収されて肝臓まで届くと、肝臓の代謝酵素によって代謝されることで構造が変化し、高い抗酸化作用を持つようになります。その結果、肝臓の活性酸素を取り除いたり、アルコールの分解を促進したりと、肝臓の負担を和らげてくれるのです。

この記事では、セサミンの効果・効能や、どんな人におすすめかを詳しく解説します。

「酸化」から体を守るセサミン

ごま

セサミンは、セサモリン、セサミノール、セサミノール配糖体などとともにごまの微量成分である「ゴマリグナン」を構成する成分です。ゴマリグナンは小さなごまの粒のわずか1%ほどしか存在しませんが、健康パワーがぎゅっと詰まっています。

<ゴマリグナンの主要構成成分>

セサミン 脂溶性。肝臓で代謝されて構造が変化すると、抗酸化作用を持つようになる。
肝臓の代謝酵素の働きを高める作用がある。
セサモリン 脂溶性。ごまを焙煎する過程でセサモールに変わり、抗酸化作用を持つようになる。
セサミノール 強い抗酸化作用を持つ。
ごま種子内ではセサミノール配糖体として存在しており、セサミノールという形ではほぼ存在しない。生のまま絞ったごま油の精製工程でセサモリンが化学変化して生成するため、生のまま絞ったごま油には豊富に含まれている。
セサミノール配糖体 水溶性。体内に入ると腸内細菌の酵素の作用でセサミノールに変わり、抗酸化作用を持つようになる。

※『ごまのすべてがわかる本((趣味の教科書) 』,株式会社エイ出版社,2008.より

抗酸化作用とは、私たちの体の中で過剰にたまってしまった活性酸素を除去する働きのこと。ある程度の活性酸素は体に必要なものですが、多すぎると、細胞を酸化させてストレスを与えたり、遺伝子にダメージを与えてさまざまな病気や老化の原因になったりします。

もともと人間の体には酸化を防ぐ機能(抗酸化力)が備わっていますが、40代から急激にその機能は低下してしまいます。そのため、40歳を過ぎると老けやすくなるのです。

年齢を重ねても若々しさを保つには、抗酸化成分を取り入れることがポイント。セサミンの抗酸化成分が体の抗酸化力を高め、老化の要因である「酸化」から体を守ってくれます。

肝臓の負担をやわらげる効果

病気になってもかなり進行するまで自覚症状が現れず、「ものいわぬ臓器」と形容される肝臓。「代謝」「解毒」「胆汁の生成」と休みなく働いている肝臓は、老化の原因物質である活性酸素が体の中でもっとも発生しやすい臓器です。

年齢とともに肝臓の機能が低下すると、全身の老化が起こります。しかし、逆を言えば、活性酸素が多く発生する肝臓まで抗酸化成分が届けば、老化を防ぐことができるわけです。

ほとんどの抗酸化成分は体に入ってすぐに活性酸素と戦い、抗酸化作用を失った状態で小腸で吸収されます。それでは肝臓で効果を発揮することができません。

しかし、セサミンは体内に吸収されて肝臓まで運ばれてから代謝をうけることで抗酸化物質に変わるため、肝臓の活性酸素を取り除いたり、アルコールを分解するのを助けてくれたりと、肝臓の負担をやわらげてくれます。これはセサミンならではの肝保護効果と言えるでしょう。

肝臓では動脈硬化や心筋梗塞の一因にもなる悪玉コレステロールが多く作られているので、セサミンで肝臓を保護することで、悪玉コレステロールに対する効果も期待できます。

腸内の善玉菌を増やす効果

「第二の脳」ともいわれる腸は、脳と密接につながっています。「腸脳相関(ちょうのうそうかん)」とは、脳の状態が腸に影響を及ぼし、腸の状態も脳に影響を及ぼす現象のこと。ストレスを感じるとお腹が痛くなるのは、この腸脳相関によるものです。

近年の研究では、セサミンが腸内の善玉菌を増やすことが明らかになりました。善玉菌がしっかりと働き、腸が元気になると、単にお通じが良くなるだけでなく、心の健康にも効果が期待できます。

幸せホルモンといわれる「セロトニン」も腸管で作られているため、ストレスを多く感じている人ほど、セサミンを積極的に摂り、腸を健康に保つことが重要です。

セサミンで老化を防いで若々しく

ごま

ここまで説明した通り、セサミンは抗酸化力を高めて体の酸化を防いでくれる成分です。

肝臓の負担を和らげる効果や腸内の善玉菌を増やす効果はもちろん、しわ・しみ・たるみといった肌の老化防止や、疲労感の改善効果も期待できます。若々しく元気でいたい40代以降の方は、毎日ごまを食べてセサミンを摂取していきましょう。

参考文献

女子栄養大学 ごまの健康効果意外な症状にもごまが効く
『医師がすすめる抗酸化ごま生活』,伊藤明子著, アスコム,2020.
『ごまのすべてがわかる本((趣味の教科書) 』,株式会社エイ出版社,2008.

この記事を書いた人

真誠 編集部

真誠 編集部

はじめまして!真誠のブログ編集部です! ごまにまつわるノウハウやオススメの活用法、レシピなどを記事にして紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!

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