ごまの栄養を上手にとるなら「すりごま」がオススメ|すりごまの栄養素と活用方法
「ごまは健康にいい」という話、聞いたことはありませんか?ごまには、脂質やたんぱく質、炭水化物がバランスよく含まれるほか、鉄やカルシウム、セレンなどのミネラル、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、食物繊維なども含まれています。
人間の体にとってありがたい栄養素がたっぷりと詰まっているごまですが、粒のまま食べると固い皮が邪魔をして、消化されないこともあります。そのため、ごまの栄養を上手にとりたいなら断然「すりごま」がおすすめです!今回は、すりごまがおすすめな理由と、その活用方法を紹介していきます。
ごまは栄養たっぷりのスーパーフード
ごまに含まれる栄養成分の50%以上は脂質です。次いで、たんぱく質(全体の約20%)、炭水化物(全体の約18%)が含まれています。そのほかに鉄やカルシウムなどのミネラル、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、食物繊維なども含んでいます。
ごまの栄養素の半分以上を構成する脂質には、血中のコレステロールを下げる作用があり生活習慣病の予防に効果が期待できる「リノール酸」と、酸化しにくくコレステロールをコントロールする働きがあり便秘を予防・改善するとされる「オレイン酸」が多く含まれています。
また、ごまには抗酸化物質の「ゴマグリナン」が含まれています。ゴマグリナンは、ごまの粒のわずか1%しか存在しない、ごま特有の成分です。ごまが「抗酸化作用がある」「二日酔いに効く」「老化防止になる」…などと言われるのは、このゴマグリナンのおかげ。若々しさを求める人に注目されている「セサミン」は、このゴマリグナンの1つです。
ごまの栄養の消化吸収率を高める「すりごま」
ごまは、その表面を固い皮が覆っています。そのため、粒の状態で食べるとかみ砕けず、粒のまま胃に入っていく場合も。粒の状態のごまは、プチプチした食感が楽しい一方で、固い皮で覆われているがゆえ消化に時間がかかるばかりではなく、消化されずにそのまま排泄されてしまうこともあります。そうなると、せっかくのごまの栄養素が十分に吸収されないことも少なくありません。
これを防ぐのにおすすめの食べ方が「すりごま」なのです。ごまは“する”ことで表面の固い皮が潰されるので、栄養素の消化吸収率が高くなります。さらに、することで香りや風味も増し、旨味を感じやすくなるほか、粉状になるので幅広い料理やスイーツなどにも活用しやすくなります。
ただし、固い皮から中身が出て、空気に触れる表面積も増えることにより粒の状態よりも酸化しやすく、長期の保存には向きません。味が落ちやすいので、開封から2~3週間程度で使い切るのが理想的です。市販のすりごまを買うのが手軽ですが、使い切れないようならばいりごまを購入しておいて、毎回使う分だけすり鉢とすりこぎ、またはごますり器でするといいでしょう。
「すりごま」なら幅広い使い方ができる!
香りがよく、粉状でいろいろな料理やスイーツに使いやすい「すりごま」。細かくするほど香りや風味はより引き立ちますが、ごま特有のプチプチした歯触りはなくなってしまうので、用途と好みに応じてすり加減を決めるのがおすすめです。
粉状のすりごまは、食材と混ぜる(和える)、麺類や鍋料理などに振りかける、パスタソースやポタージュに混ぜる、ドレッシングやチヂミのタレなどに加えるといったさまざまな使い方ができます。また、市販のアイスクリームをしばらく常温においてやわらかくし、すりごまを加えてヘラで混ぜてから再び凍らせると、リッチな味わいのセサミアイスになります。スムージーに混ぜてもおいしいです。
普段の料理やスイーツに少し加えるだけで、おいしさも栄養価もアップするすりごま。ぜひ、積極的に取り入れてみてくださいね。真誠には、ごまを粗めにすり潰し、食感を楽しめるよう粒をほどよく残した「うまかあじすりごま(白・黒・金)」や、“手ずり製法”の「職人の技すりごま(白)」もあるので、好みに応じて選べます。
《出典》
「健康食・からだになぜいいの ゴマ」,日本放送出版協会,2000
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うまかあじすりごま白
強火で煎り上げたごまを粗めにすりつぶし、すり鉢ですったような食感を出しました。粒もほどよく残してあるため、食感も楽しめます。丁寧にすりつぶしたごまは甘味があって食べやすく、クセになる一品。 思わず「うまか!」と叫びたくなるおいしさです。
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うまかあじすりごま黒
強火で煎り上げたごまを粗めにすりつぶし、すり鉢ですったような食感を出しました。粒もほどよく残してあるため、食感も楽しめます。丁寧にすりつぶしたごまは甘味があって食べやすく、クセになる一品。 思わず「うまか!」と叫びたくなるおいしさです。
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