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利久胡麻とは

「人に利する為久しい時を経た胡麻」

私たちに愛されるため、じっくり時間をかけて進化しつづける胡麻 ――――――――――――
胡麻は、先人たちの食品加工や調理の技術と知恵のおかげで、いまや私たちの食生活になくてはならない食べ物になりました。
長くいつまでも愛されるために、新たな胡麻の可能性を求めてまいります。

国を越えて時を経て現代へイメージ

国を越えて時を経て現代へ

「胡麻」の由来は中国からの伝来によるものです。中国では古い時代、西の地域を「胡」と呼び、その「胡」の国から来た種子で、形が「麻」の種子に似ていることから「胡麻」と呼ばれ、それが日本に伝わりました。今から2500年前に国を越えて日本へ渡ってきた伝来品です。
現在中国ではこの呼び方は使われなくなり、「芝麻」と呼ばれています。一般にごまは日本・韓国・中国・インドなどのアジア諸国で使われているイメージが強いですが、実際は世界中ほとんどの国の人々から愛されて続け現在でも私たちの食生活にはなくてはならないものになりました。 

人の手を渡って人に利する

利久胡麻の胡麻は、播種から約2ヶ月半で開花します。そうして熟した胡麻の刈り取りは手作業で行います。2~3週間天日乾燥した後、脱穀を行う際に砂やゴミを人の手で取り除きます。集荷場での品質検査、工場で更に厳しい検査と異物除去が行われて最後に残った安心で安全な胡麻だけが選ばれるのです。
人から選ばれる為に生まれてきた厳選の胡麻は人に愛される品質と栄養を保っています。 

人の手を渡って人に利するイメージ
かつて千利休も愛した胡麻イメージ

かつて千利休も愛した胡麻

胡麻をまぶして焼いた「利休焼き(利久焼き)」や胡麻を加え煮つけた「利休煮(利久煮)」など、胡麻を使った料理はなぜか「利休」の名がついています。
茶人 千利休が取り入れた精進料理には胡麻豆腐、胡麻和えなど、胡麻を使ったものが多いことから(利休の死後)、利休が愛したであろう料理として、「利休」の名がつけられたと考えられています。
やがて飲食業では「休」の字が忌避であることから「久」を使い「利久焼き」と書くようになりました。